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壁紙リフォームの品質を左右する「パテ処理」とは?

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壁紙リフォームの品質を左右する「パテ処理」とは?

壁紙リフォームの品質を左右する「パテ処理」とは?

2025/10/10

 

クロスエスが採用する下地補修技術

 

壁紙を張り替えた後の「仕上がりの差」。
実はそのほとんどが、目に見えない“下地処理”によって決まります。

和歌山・大阪で内装工事・壁紙リフォームを行うクロスエスでは、仕上がりの美しさだけでなく、**長く美観を保つための「パテ処理」**に強いこだわりを持っています。
本記事では、一般には知られていないパテの種類や特徴、そしてクロスエスが実際に現場で採用している材料と理由について、専門的に解説します。

 


パテとは?壁紙仕上げの基礎を支える“見えない職人技”

 

「パテ」とは、石膏ボードの継ぎ目やビス頭、段差や凹凸を平滑に整えるための補修材のこと。
クロス職人は、壁紙を貼る前に必ずこのパテ処理を行い、最終仕上げが美しく見えるように壁面を整えます。

壁は一見まっすぐに見えますが、実際にはボードの継ぎ目や下地のズレによって、わずかな段差が存在します。
そのままクロスを貼ると、光の加減や影で“継ぎ目が浮き出て見える”ことがあります。
これを防ぐのが、パテ処理の役割です。

つまり、パテは仕上げのための「土台づくり」
仕上がってしまえば見えない部分ですが、ここを丁寧に行うかどうかで、完成後の美観・耐久性・再施工時の剥がれやすさまで変わります。


 

パテの種類:硬化型と乾燥型、それぞれの特性

パテには大きく分けて2つの種類があります。

① 硬化型パテ

一定時間で化学反応により固まるタイプ。作業効率が良く、短時間で次の工程に進めるのがメリットです。
硬化後の痩せ(収縮)が少なく、表面精度が高いため、新築現場やボード新設工事に多く使われます。

しかし、デメリットもあります。
水分を含んだ裏紙が浮いたまま固まってしまうため、リフォーム現場では裏紙の“再浮き”トラブルにつながることがあります。

② 乾燥型パテ

空気乾燥によって硬化するタイプ。時間はかかりますが、硬化型のように急激な反応を起こさないため、裏紙がゆっくりと締まり、密着性が高いのが特徴です。
痩せやすい点はデメリットですが、張替工事との相性は抜群。
クロスエスでは、この乾燥型を現場条件に合わせて積極的に採用しています。


 

代表的な乾燥型パテとその特徴

乾燥型パテは、硬化型に比べて市場に出回る種類が少なく、選定にも職人の経験が問われます。
代表的な製品は以下の通りです。

  • ヤヨイ化学工業:スキームL
     初期型は粘着性が低く「クロスが付きにくい」と言われていましたが、現行品では改良が進み、施工性が向上。

  • ニットー:ニューオルマー
     軽量で扱いやすく、リフォーム現場に多く採用。

  • 極東産機:ハイドライスーパー
     作業性と乾燥スピードのバランスが良く、オールマイティなタイプ。

これらの製品は、施工内容や気温・湿度・下地の種類によって使い分けます。
現場での判断力が仕上がりの差に直結する部分です。


 

クロスエスが乾燥型を選ぶ理由

クロスエスでは、張替工事の多くで乾燥型パテを採用しています。
理由は明確です。

リフォーム現場では、既存の壁紙の裏紙が下地に残っているケースがほとんど。
その裏紙が湿気を吸うと、施工中にふわっと浮いてしまいます。
硬化型パテだと、その浮きを閉じ込めたまま固まるため、後から削って再処理する必要が出てしまうのです。

乾燥型であれば、ゆっくりと乾燥する過程で裏紙が自然に締まり、浮きが収まる
仕上がりが安定しやすく、再施工時の剥がれトラブルも減ります。
この「仕上がりの安定性」こそが、クロスエスが乾燥型を使う最大の理由です。


 

ウォールボンド工業「グランド」──最強の乾燥型パテ

数ある乾燥型パテの中でも、クロスエスが信頼を置いているのがウォールボンド工業の「グランド」です。
「白」と「黄色」の2種類がありますが、当社では施工性と仕上がりの安定感から
白タイプ
を採用しています。

グランドは、硬化型に近い“痩せにくさ”を持ちながら、乾燥型特有の柔軟性を兼ね備えています。
硬めに練ってビス頭を処理しても、痩せがほとんどなく、平滑性が高い。
**「乾燥型なのに硬化型の仕上がり」**を実現する稀有なパテです。

現場では「上塗り専用パテ」とされることが多い乾燥型ですが、グランドはビス処理にも使用できるほど安定感がある。
まさに、張替工事での最強クラスのパテといえます。


 

パテ処理がもたらす“見えない品質”

パテは完成後には隠れてしまうため、施主様の目に触れることはありません。
しかし、壁紙施工の品質の8割はこの工程で決まるといっても過言ではありません。

クロスエスでは、以下の基準を徹底しています。

  • 現場ごとの湿度・温度に応じた乾燥時間の調整

  • 材料選定を壁種・下地ごとに最適化

  • 2回以上のパテ打ちと中間研磨で平滑度を確保

  • 光の反射を想定した目視確認

これらを積み重ねることで、“照明に照らされても継ぎ目が浮かない”仕上がりを実現しています。


法人・施設施工でも信頼される理由

クロスエスは、一般住宅だけでなく、老人ホーム・オフィス・ホテル・賃貸物件など、
多様な法人施設の壁紙リフォームにも対応しています。

法人案件では、スピード・予算・品質の3要素が常に求められます。
その中でパテ処理を疎かにすると、数か月後に「継ぎ目が浮いた」「陰影が出た」などのトラブルに発展しかねません。

クロスエスでは、下地処理を軽視しない施工体制を社内で徹底。
現場スタッフ全員が「見えない品質こそ信頼の証」という意識を持って取り組んでいます。


 

まとめ:見えないところに“職人の誇り”を

パテ処理は、壁紙リフォームの中で最も地味で、最も大切な工程です。
仕上がってしまえば誰にも気づかれない部分ですが、そこにこそ職人の誇りと技術が宿ります。

クロスエスは、
「見えない部分にこそ、誠実に」
を信条に、すべての現場で一枚一枚の壁と真摯に向き合っています。

和歌山・大阪エリアで法人・施設の壁紙改修をご検討の際は、
ぜひクロスエスにご相談ください。
“仕上がりで差がつく壁紙リフォーム”をお約束します。

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壁紙張り替え専門店クロスエス
住所 : 和歌山県和歌山市新通1丁目27
シティライフ21 1A店舗
電話番号 : 073-412-6588


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