ヨーロッパの壁紙の歴史と、日本の壁紙との違い
2026/01/11
クロス職人の坂口です。
今回は少し視点を変えて、
**「ヨーロッパの壁紙の歴史」**についてお話ししたいと思います。
普段、現場で扱っている壁紙。
実はこの壁紙、もともとはヨーロッパで生まれ、長い歴史の中で発展してきたものなんです。
ヨーロッパでは“壁紙=芸術”だった
ヨーロッパの壁紙は、もともと貴族や富裕層の装飾文化として発展しました。
17〜18世紀頃のフランスやイギリスでは、
壁紙はただの「内装材」ではなく、
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絵画のような装飾
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風景や植物を描いた芸術作品
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部屋全体を物語の世界にする演出
といった空間を演出するための美術品のような存在でした。
当時はすべて手作業の版画で作られており、
職人の技術と芸術性が詰まった、まさに“高級品”だったわけです。
産業革命で「壁紙」が一般家庭へ
18〜19世紀、イギリスを中心に産業革命が進むと、
壁紙は大量生産されるようになります。
印刷技術が発達したことで、
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価格が下がる
-
種類が増える
-
一般家庭でも使える
という流れが生まれました。
ここから壁紙は、
「特別な人のもの」から
「暮らしの中の当たり前の内装材」へと変わっていきます。
ヨーロッパの壁紙は“主役”
ヨーロッパの壁紙の特徴は、とにかく
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柄が大きい
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色が濃い
-
存在感が強い
という点です。
部屋の中で
壁紙が主役になるデザインが多く、
「壁紙で空間を演出する」
という考え方が根付いています。
日本の壁紙は“引き算の美”
一方、日本の壁紙はどうでしょうか。
日本では、
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白や淡い色
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シンプルな柄
-
主張しすぎないデザイン
が主流です。
これは日本の
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和室文化
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余白を大切にする美意識
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生活の中に自然に溶け込む内装
といった考え方が影響しています。
日本の壁紙は
「空間を引き立てる脇役」
としての役割が強いんですね。
壁紙は“文化”そのもの
こうして見ると、壁紙はただの内装材ではなく、
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ヨーロッパでは「芸術」
-
日本では「調和」
という、文化そのものだと感じます。
同じ“壁紙”でも、
生まれた国や歴史によって
考え方も、デザインも、役割もまったく違う。
だからこそ、壁紙選びは面白いんです。
クロス職人として思うこと
現場でいろんな壁紙を貼ってきましたが、
「流行っているから」
「オシャレだから」
だけで選ぶと、あとで後悔することもあります。
大切なのは、
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その家の雰囲気
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住む人のライフスタイル
-
10年後も飽きないか
ここをしっかり考えること。
ヨーロッパの壁紙のように
大胆に楽しむのも良し、
日本らしくシンプルにまとめるのも良し。
正解は一つじゃありません。
まとめ
壁紙は、
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歴史があり
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文化があり
-
暮らしを変える力があります
だからこそ、
「ただ貼る」だけじゃなく、
「どう暮らすか」を一緒に考えるのが
僕たちクロス職人の仕事だと思っています。
壁紙のこと、
ちょっとでも興味が湧いたら、
また気軽に聞いてくださいね。
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壁紙張り替え専門店クロスエス
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和歌山県和歌山市新通1丁目27
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和歌山で壁紙の張り替えを実施
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