壁紙張り替え工事における「下地調整」の考え方
2026/02/24
― 仕上がりと耐久性を左右する最重要工程 ―
クロス職人の坂口です。☺️
壁紙張り替え工事において、仕上がりの美しさや耐久性を大きく左右するのが下地調整です。
見た目には完成後ほとんど見えない工程ですが、実際にはクレームや早期不具合の多くが、この下地処理の省略・不足に起因しています。
壁紙張り替え専門店として、私たちが考える下地調整の基本的な考え方と、現場で実際に行っているポイントを整理します。
下地調整の目的とは何か
下地調整の目的は、
どのような下地材であっても、壁紙を安定して接着できる「均一な状態」に整えることです。
下地には、石こうボード、合板、ベニヤ、既存クロス下地など様々な種類があります。
それぞれ吸水性・硬さ・表面状態が異なるため、本来は下地ごとに条件を揃える必要があります。
この工程が適切に行われていれば、
- 接着剤の選定に迷わない
- 壁紙の種類による施工トラブルが減る
- 長期的な浮き・剥がれ・ジョイント不良を防げる
といった効果が得られます。
下地調整の基本手順(現場で必ず行うこと)
① 養生・事前準備
既存部分や床、建具を汚したり傷つけないよう、工事前に十分な養生を行います。
これは仕上がり以前に、施工品質として欠かせない工程です。
② スイッチ・コンセント類の取り外し
プレート類を外さずに施工すると、端部の浮きや隙間の原因になります。
壁紙張り替え専門店として、基本的に取り外しを前提に作業します。
③ 異物・汚れの除去
ホコリ、油分、マジックやペンの跡などは接着不良の原因になります。
下地に記入された文字や汚れは、必ず完全に除去します。
④ 釘・ビスの沈め込み
下地からわずかでも出ている釘やビスは、施工後に壁紙表面へ影響します。
すべて面より沈め、段差を作らない状態にします。
⑤ 金属部分のサビ止め処理
釘・ビス・金属枠周りは、後々サビが壁紙に浮き出るリスクがあります。
特にメッキ部材やドア枠周辺は、必ず防錆処理を行います。
面の平滑化とパテ処理の重要性
下地調整で最も神経を使うのがパテ処理です。
- ボード継ぎ目
- 段差
- 欠損部
- へこみ・クラック
これらは、深さや状態に応じて
深穴用パテ → 仕上げパテ → サンディング
と工程を分けて処理します。
また、段差が出やすい部分は、必要に応じて
- Vカット処理
- 見切りラインを意識した補正
など、完成後に壁紙が美しく見えることを前提に調整します。
色違い・透け対策と接着面の調整
薄手の壁紙や和紙クロス、特殊クロスでは、下地の色ムラが仕上がりに影響します。
その場合は、下地色の補正や適切なシーラー処理を行います。
また、
- 吸水性の違い
- パテ部と下地材の差
を均一にするため、接着面の調整(シーラー処理)は欠かせません。
ジョイントベタ(継ぎ目対策)について
すべての現場で必須ではありませんが、
ジョイントの目透きや剥がれのリスクが高い場合は、
ジョイントベタ処理を行うことで安定性を高めます。
「貼って終わり」ではなく、
数年後の状態を想定した施工判断が、専門店として重要だと考えています。
まとめ|下地調整は「見えない品質」
下地調整は、完成後にお客様の目に触れることはほとんどありません。
しかし、
- 仕上がりの美しさ
- 経年後の状態
- クレームの有無
これらを左右する、最も重要な工程です。
壁紙張り替え専門店として、
下地調整を省略せず、下地の違いに左右されない状態を作ること
それが、長く安心して使っていただくための基本だと考えています。
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壁紙張り替え専門店クロスエス
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和歌山県和歌山市新通1丁目27
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